島根県の町おこしNPOで1年間働いたこと、僕が向き合ったこと

まいど、TAKAOです。
今日は20代の男がスピリチュアルを仕事にするまで 〜島根編その①〜の続きを書きますね。
まずはNPOの「町おこし」の仕事について紹介します!
目次
NPOで「町おこし」の仕事をする
僕が在籍していたNPO法人「てごねっと石見」には「創業支援」「人財育成」「駅前活性」の3つの事業があります。そして僕は「人財育成」を担当してました。
そして「人財育成」では「キャリア教育事業」「企業魅力化事業」という2つの取り組みをメインに活動をしていました。
と言われても全然わからないと思いますので説明しますね。
「キャリア教育事業」小中高のキャリア教育のお手伝いをする
キャリア教育って?
「キャリア教育」って概念はちょっとわかりづらいですよね。僕なりに簡潔に説明させて頂きます。
キャリア教育とは「自分がどんな人生を歩みたいのか?」という人生自体について考えさせる教育です。
そのために、「自分の人生」「働くこと」「自分の育った環境」などを見つめる内容になります。
というのも、
従来の学校教育では「やりたいこと」「キャリア」「将来」を考えさせる取り組みがあまり行われませんでした。
その結果、多くの学生が大学の就活段階で「自分探し」をすることになります。
また企業に入っても「やっぱり違う」「自分が本当にしたい仕事はこれではない」という理由で企業に入っても3年経たずに退職する方が増えています。
このような問題に対応するために「そもそも自分はなぜ勉強をするのか?」「自分は何になりたいのか?」という将来を考えさせる教育が「キャリア教育」です。
で、僕は島根県江津市にある小中高校の「キャリア教育」を支援する取り組みを行いました。
では、なぜ「てごねっと石見」がキャリア教育を支援したのでしょうか?
島根県の子ども達は、ほとんどが大阪や東京に出ていく。
「てごねっと石見」は人口が2万人にも満たない江津市の人口減少を食い止めるために設立されました。
そして江津市は、出生率1.9人という全国でも高い出生率を誇りますが、子ども達の多くは、大阪や東京に出て行ってしまいます。
これでは、江津市は東京や大阪に人材を送るためにあるようなものです!しかも、このまま人口が減ると江津市はなくなります。
さらに、東京や大阪に行った若者は、都会の生活や仕事に疲れて、結局地元に帰ってくる若者が多いです。
これって、なんかもったいないと感じませんか?
これがなぜ起きるかというと地元の文化も産業のことも知らないからなんです。
それなら「キャリア教育」でしっかり自分が生まれ育った地域のことを知ってもらおう、そうして自分の人生について早い段階で考えてもらおう。(そして、地元に残る選択肢を選ぶ子が増えればいいね!)
このような理由で「てごねっと石見」が「キャリア教育」をお手伝いすることになりました。
TAKAOは実際にどんな仕事をしていたのか?
僕は江津市の「キャリア教育」をする学校と地域とのパイプ役を行いました。
というのも、小中高の先生って忙しいし地元企業や地域の人達とのパイプがないんですね。
文科省から各県の教育委員会に『「キャリア教育」をもっとやれ!』という指示が出たけど、現場の先生は「いきなりそんなん言われても、、、」という感じです。
先生方も校長先生方もやる気のある人は少ない印象でした。
そこで、僕みたいな存在が学校と地域の方(PTA)、地域企業を繋げる役割を果たしました。
上の写真は、江津市の小中高校の校長、江津市教育委員会、PTA、地元企業が集まって、江津市がどのような「キャリア教育」を行うかブレストしている様子です。
さらに、こちらは出た意見をまとめた様子。
それで行ったキャリア教育の一部がこちら。
修学旅行に江津出身者が経営している会社を訪れる。
地元の文化を知る。
地元の文化に詳しい講師を複数招き、生徒は聞きたい人の講義を聞きに行くワークショップを開催。
地元の企業と働くことを知るワークショップ
中学校に地元の有力企業を招いて、仕事のことや働くことを知るワークショップを行いました。
地元企業を知るための冊子を作りました。
これは地元企業を知るための冊子です。地方でも凄い会社はあります。でも、みんな知らないんですね!
ですので、冊子にまとめて、江津市の高校生と中学3年生全員に配りました。
その他にも、このような取り組みを行いました。
- DENSO学園前学園長と生徒を招いてグルーバルで活躍する人材について知る授業
- UIターンした若者が江津の魅力を伝える授業
- 管理職(校長・教頭)が民間のマネジメントを学ぶ研修
- 中学校修学旅行での企業訪問
ちなみにキャリア教育をすると学力も向上しました。
TAKAO
キャリア教育を積極的に導入した高校は、なんと島根県での現役国公立の合格率が1位になりました。
たまちゃん
しかも、この高校は偏差値40ぐらいの高校だったからね。キャリア教育の効果を思い知りました。
TAKAO
「企業魅力化事業」人を大切にする経営を広める。
「人本経営」という「人を大切にする経営」を広めている小林講師をお招きして、6カ月間で人を大切にする経営を学ぶ講座を開催致しました。
僕は、前職で会社の人間関係が本当にツラかった思い出があるので、この講座には感激したのを覚えております。
これについては、また別で記事を書きますね。
こうした仕事をしながら、休みの日はコーチングを受けて、両親と向き合うことをしました。
コーチングで両親と向き合う
ゲストハウスのオーナーにコーチングして貰う。
僕はコーチングを受けるために島根県に来ました。そして「やりたいこと」を見つけようと思っていたんですね。
※詳細は20代の男がスピリチュアルを仕事にするまで 〜島根編その①〜でも書いてます。
というのも「社内で嫌われるのが怖くて言いたいことが言えなかった」「やりたいことがわからない」
これって、『「親子関係」に原因がある。』とコーチであるゲストハウスのオーナーに言われたんです。
僕も言われて当たっていると思いました。
オーナーからは、自分と親との関係を変えることができたら、僕の「言いたいことも言えない」「やりたいことがわからない」も直ると言われていました。
だから『「親子関係」を変えよう!』そう決心をして島根に来ていたんです。
じゃあ「親子関係」のどの部分を直すのか?
TAKAOと父親の関係性
というのも、僕の父親は「日記」を妄信的に信じており、僕は物心ついた時から日記を書かされておりました。
何度も嫌になって抵抗したのですが、その度に「書かないなら出ていけ」「書かないなら学校辞めろ」と脅されて、結局僕も抵抗するのを辞めました。
また僕の父親は普段は優しいのですが、仕事で機嫌が悪かったり、家で自分の想い通りにならないと、めちゃくちゃキレる癖がありました。
僕は小さい頃に、父親がキレた際に思いっきり蹴られたことがトラウマになっており、父親は暴力とか恐怖の象徴でした。
そういうマインドセットもあり、
僕は父親に抵抗する、わかって貰おうとすることは諦めて、とにかく我慢するようになりました。
コーチからは、この父親との関係性が、会社での人間関係や自分の気持ちを押し殺すクセの原因になっていると指摘されました。
だから、この「日記を辞める」ことをわかって貰うことを目標にコーチングを受けました。
父親と大喧嘩してしまう。
それで、コーチングでコミュニケーションの仕方、自分の意見の伝え方を学んで、父親に「日記」を書きたくないことを伝えました。
僕が習っていたコーチングのメソッドでは、これで父親に「そんなことを思っていたんだね。ごめんね。」と謝って貰えて理解して貰えるハズでした。
しかし父親は猛反対、めちゃくちゃキレられました。
で、ここで我慢しては今までと一緒だと僕も勇気を振り絞って対抗しました。
そうするとお互いに火に油を注ぐ状態となり、
取っ組み合いになりました。
そうして、父親への憎悪や憎しみがピークに達した僕は父親をブン殴ってしまいました。
言い訳ですが、コーチングでは「感情は出しなさい。」ということも学んでいたんです。
TAKAO
それを実践したつもりだったのか。感情を出す場所を間違えていたね。
たまちゃん
この時の僕は、会社員の時にボロボロになった心身に、さらに鞭を打って働いていたので身体はガリガリで体重も40キロ代でした。

その時のTAKAOの写真、ガリガリでした。
そのおかげで、殴られた父親には怪我もありませんでした。
ですが、後日、父親から電話で「殴るようなことをするなら、もう家には来ないでくれ。」と言われました。
父親との関係に自分から壁を築いてしまったんです。
対話でもうまく行かず、その後は父親に手紙を書いて、手紙で対話を図ることになりました。
父親と文通をする。
コーチと一緒に父親に送る手紙を作りました。
まずは手紙で父親が思っていることを正直に教えてもらい、
僕は父親が本当に怖かったこと、言いたいことが言えなかったこと、日記を辞めることをわかって欲しいことを伝えました。
これも、僕が受けたコーチングのメソッドではうまく行くはずでした。
しかし、最終的には日記のことも認めて貰えず、
「そんなことより早くまともな仕事に就職しなさい」「日記を書きなさい」と全然わかって貰えませんでした。
※ただ、手紙での対話を通して、少しは父親も考え方が変わったみたいです。
対話もダメだし、手紙もうまく行きません。
そうして進展しない僕と父親の関係を見かねて、コーチ自身が親父と話してくれました。
うる覚えですが、「息子さんが人生に悩んでいるのは、あなた(父親)に原因があるんですよ。」「息子の話を受け入れてあげてください。」
という話をコーチはしてくれたみたいです。
が、
それを聞いた父親はめちゃくちゃ怒りました。
そうして、コーチに怒鳴り散らして帰っていったそうです。
今思えば、「息子が仕事辞めて人生迷っているのはあなたのせいです。」なんて言われても受け入れられない人はいますよね。
対話も手紙もコーチの説得も何も進展はありませんでした。
そして僕は「親子関係を改善しよう!」「やりたいことを見つけよう」と島根に来ましたが、行き詰ってしまいました。
「どうしよう。」
そう考えていた時に、なんとコーチ自身が「うつ」になってしまい入院することになりました。
「これは習う人を間違えたんじゃないか?」
こんなことを考えるようになりました。
ますます、次はどうすれば良いのか分からなくなりました。
そんな時、Facebookで「ゆるし」というカウンセラーさんの言葉を見掛けたんです。
「ゆるし」の重要性
まず「ゆるし」について説明します。
「ゆるし」とは?
「問題を解決しよう!」ともがく思考のことを、克服思考と言います。
意識を集中していることが現実化します。ですので、克服思考だと、問題に意識が集中してしまい、その問題が続いてしまいます。
大事なことは、克服するのではありません。
- 「会社を辞めてしまった自分」
- 「言いたいことを言えない自分」
- 「親子関係に問題のある自分」
このような自分の悪いところも受け入れることが重要です。そうすれば自然と前向きに人生を歩むことできます。
その上で、気持ちに正直に生きれば「やりたいこと」も自然に見つかります。まず良い自分も悪い自分も受け入れることが大事。このような考えが「ゆるし」です。
この時、僕は「親子関係を改善しないといけない!」「やりたいことを見つけなければならない!」「どうしよう。」と問題のことばかり考えていました。
「会社から逃げた自分」「両親に理解して貰えない自分」「スピリチュアルが好きな自分」
そういった自分を「ゆるす」ことができていないことに気づきました。
それどころか、毎日、責めまくっていました笑
そのころNPOの仕事も1年間続けて区切りが着いたので、
一度大阪に帰って、今度は「ゆるし」を学ぶことに決めました。
これは直感でもあります。「ゆるし」という文章を見つけた時、学びたい!と強い気持ちが出てきたんですね。
また、この時、心も身体が限界に来ているのも感じてました。
この時は本当にツラい時期でした。
というのも僕は、この時、気づいていませんでしたが重度の副腎疲労になっていました。
副腎疲労とは、身体のホルモンをコントロールする機関である副腎がストレス等で疲労してしまい、身体のホルモンバランスがおかしくなってしまう病気です。
会社員の時からのストレスで僕の副腎は、少しずつ機能が低下していってました。
副腎疲労になると、身体のホルモンバランスがおかしくなります。
その結果、このような症状が起こります。
- 朝がめっちゃしんどい。
- 夜になると目が覚めて寝れない。熟睡できない。
- ストレスに対抗できなくなる。
- 身体が重くてダルい。
- 感情を我慢できなくなる。
- うつのように気持ちが落ち込む
ホルモンバランスが調整できないと、メンタルも身体も凄いしんどくなるんです。
この時は、心も身体も本当にツラい時期でした。
実際に、仕事でキツいことを言われると涙が我慢できなくなったり、毎日身体も重たくてキツい毎日でした。
さらに、副腎疲労ってあまり認知されていない病気なんですね。
そのため、この心と身体のモロさの原因がわかりませんでした。病院に行っても、健康と言われてました。
この原因がわからないけど、心も身体もツラいというのが本当に怖かったです。
心も身体もムチを打って働いていましたが、
ある日、自分が家の階段を登るのが大変なことに気がつきました。
階段の手すりを使わないと、階段を登れなかったんですね。
この時、さすがにヤバい、限界が来ているということがわかりました。
幸いにも同じタイミングで、副腎疲労という原因もわかりました。
とにかく身体を休めながら「ゆるし」を進めて、今度こそ「やりたいこと」を見つけよう!
このような理由もあって、大阪に帰ることを決意しました。
ちなみにスピリチュアルの効果を体感したのも、島根にいる時です。
島根にいる時に、スピリチュアルな「ヒーリング」というのを受けることもしてみました。
そうすると、自分の「不安」が減っていることに気づいたんですね。
もともと興味のあったスピリチュアルですが、この時から「効果」を強く実感するようになります。
まとめ
- 島根で町おこしの仕事をした。
- キャリア教育のお手伝いをした。
- 人本経営を広めるセミナーを開催した。
- コーチングに取り組んだけど行き詰った。
- 副腎疲労で死にそうだった。
- 大阪に一度帰って、身体も心も休めることにした。
お読み頂きありがとうございました。続編も書いていきますので、お楽しみに。
ほいじゃーね!
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